まめ記事16
作成日 2021.10.16
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白票って意味あるの?
-投票で意思表示しよう-
せんきょいこネットの たけちゃん です。
選挙?投票行くの面倒だなあ。予定あるし。期日前投票?
どこでやるの?あー投票所入場券に書いてあるね。
わざわざ行くの面倒くさいなあ。
そもそも誰を選べばいいのかわかんない。
誰に入れたらいいのかわかんないから行かなくて良くない?
え、名前書かなくてもいいから投票行け?
「白票」?
なにそれ。それなんか意味あるの?
…これは意見の分かれるところのようですが
結論から言うと、ちょっとは意味があると言われています。
投票率があまりにも低いと、世の中の皆さんは国や自治体のすることに無関心と見られます。人々に注目されていないとなると、ちょっとくらいいいだろ、今のうちにやっちゃえ、とみんなにとってよろしくない政策や立法が行われることもありえます。
ちゃんと見てるぞ、と言うアピールとして、投票率を少しでも上げることは無意味ではないと考えられます。
しかし、実際どうなのか、白票。
投票率には反映されますが、「無効票」になってしまいます。(公職選挙法第68条)
結局のところ関心がないのと違いがあまりありません。
私たちは、もう一歩踏み込んで、候補者の誰かを選ばないと、意思表示ができません。
では、「この人がいい!ぜひ頑張ってもらいたい!任せたい!」と積極的に支持したい候補者がいない時は、どうしたら良いのでしょう?
Aさんは、○○党なのかー。なんか苦手。
Bさんは、タレントやってた人だよね。軽そう。
Cさんは高齢すぎて若い世代のこと考えてくれるように思えない。
Dさんはたった一人の女性候補者で、女性の視点を活かすと言ってるようだけど。
Eさん地味なおじさんだなあ。ずっと役所にいた人なのか。
最初はこんな程度の印象しかないかもしれません。
けれども少しだけ時間をかけて、候補者のチラシ、街頭演説、政見放送、HPなどを追ってみると、その人それぞれの特徴や傾向が見えてきます。
軽そうで実はとても勉強家な人、
所属する党の方針にただ従ってるだけであまり自分の考えなどない人、
女性でも女性の地位や権利についての意識の低い人もいます。
一見地味だけど、実直で現場のことに詳しい人もいるでしょう。
高齢で新しいことを取り入れない人もいれば、真逆の人もいます。
チラシではもっともらしいことを言っているのに、実際話しているところを聞いてみると、あれ?ちょっとこの人違うのでは?なんてこともありえます。
質問にしどろもどろ、なんて人もいるでしょうし、逆に深い見識を披露する人もいるでしょう。
それぞれの候補者が、いろいろな問題についてどんな考えや意見を持っているか(まるで意見を持っていないか)、新聞社や団体がアンケートを実施して、それぞれの回答が掲載されているサイトもあります。
駅前で話している動画などが見られる場合もあるでしょう。過去の発言を確認してみるのも良いと思います。
当然、それだけで候補者の人となりの全てがわかるわけではありませんが、
少しだけ時間をかけて自分達や子供の未来のために、どの人が頑張ってくれそうか、自分の考えに近いか調べて、
少しでも良いと思える人に投票して、意思表示をしましょう。
どの候補者もダメだ!ということもあるでしょう。
そんなときは、少しでも「マシ」な人を選ばざるをえないかもしれません。
それでもそれは意味があります。
例え自分が選んだ人が当選しなかったとしても、当選した人にその人の得票が肉薄していたら?意外と得票数が多かったら?
それはみんなの意思の表れです。
そしてその人は支持を得られたことを励みに、また別の形で頑張って働いてくれるかもしれません。
自分達の考えや意志を明らかにできる「投票」。できれば白票ではなく、意思表示してください。
どうか「選挙権」を有効に使ってくださいね。