まめ記事3

作成日 2016.5.18
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一票の価値とは

『せんきょ行く意味ってあるの?
一票には価値があるっていうけど、どういうこと?』
30年前のチェルノブイリ原発事故の時に生まれたての子どもを育てていた「子育て一応終了ママ」のプラムです。
私たちは、所得税やら住民税、消費税などいろいろ税金ありますが、住みやすい社会環境に使うために支払っています。ひとにより希望はいろいろなので話し合いが必要ですが、その使い道を決める人、議員を代表として選ぶんです。
それが選挙。
この議員の報酬も、政策も、私たちの税金で支払われています。私たちが議員を雇っている、と言うことも出来ますね。だからちゃんと働いてもらわないとねええ。
投票権は権利なので金銭に換算することは難しいと思いますが、ここはお金の話として考えてみましょう。
投票権を金銭に換算してみた研究者もいます。
考え方がいくつかあるので、参考に見てみましょう。
一票の価値とは
今度の参議院議員の選挙で政府が使う予算を、単純に有権者全員で割ってみました。国のお金の使い道を有権者全員で決める権利があるという理屈です。
①政府一般会計予算96兆円 × 参議院議員の任期6年* ÷ 有権者数約1億人 = 576万円
(一般の平均年収は440万円ですがそれ以上の金額の使い道が一票に込められています!おお!)
②国の税収で考えると
1年間の税収47兆円 ÷ 1億人 × 任期6年* = 282万円
あなたの払った282万円の行き先が決まるのです。
*3年ごとに半数の参議院議員を改選していますが任期は6年なので
③ちょっと難しい話ですがこういう計算方法もあるそうです。
「投票者が投票によって得られる報酬」
=「自分の1票が選挙結果に影響を与える確率」×「自分の支持する候補者が当選した場合に得られる効用(満足度)と支持しない候補者が当選した場合の効用の差」―「投票に行くコスト」+「投票することの市民としての義務感」
【出典】追手門学院大学教授 奥井克美
いろいろな計算がありますね。まだまだ続きます。