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ご意見ポスト3への投稿 若者の本音 18歳選挙権

  • senkyoikopad
  • 2016年6月12日
  • 読了時間: 2分

主権者教育を実践している高校の先生の講演会に参加した人の報告がおもしろかったので紹介します。

「めんどう・わかんない・変わらない」

この三つ。

18歳選挙権がはじまっても投票日の日曜もアルバイト、部活などが忙しいから選挙にたぶん行かないと思う、『スマホで投票できるならいいんだが・・』などというのがかなりの高校3年生の本音で、必ず投票に行くという高校生はいまのところ1割なのだそうである。

船橋北高校の社会科教師條冬樹さんの課外授業『18歳選挙権』の実践報告で昨晩きいたお話。

條先生の主権者教育はNHKでも紹介されていて、きのうの学習会でも授業風景をビデオでみたがじつに面白かった。

「めんどう・わかんない・変わらない」は大人でも選挙に行かない理由ではないか。

とくに小選挙区制になってから「どうせ変わらない」という有権者が激増して投票率は半分にまで激減し、20代の若者の投票率はいまや32%という。

條先生が「変な良心です」と生徒たちにいってるという「自分みたいに社会のことも政治のこともわからない人間が投票に行ったらいけないのではないか」というまじめな生徒が多いというのも興味深い。

條先生は模擬投票とかいろんな工夫をしている。

とくに船橋北高校のある地元千葉13区の前回の衆院選候補者3人の本物の選挙公報を生徒に読んでもらってから投票してもらったところ、生徒たちの開票結果で「当選した」候補者は前回衆院選では最下位だったので、生徒たちが「へー」と驚いたというのには私もおもわず「へー」と笑ってしまった。

條先生のようなすばらしい授業実践もあってか、18選挙権がはじめて実施される参院選がせまり高校生たちの政治への関心は少しずつではあるが、じわりと高まっていることはまちがいないと思った。

若者の健全な批判力こそが社会を変えていくのだ。いつの時代も。

(18歳選挙権で生まれる新有権者は240万人。高校3年生の約4分の1が今夏の参院選投票日の7月10日当日までに誕生日を迎えて日本歴史上はじめての主権者として投票権を行使する栄誉を手にする)

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