あなたの1票で何したい?
- senkyoikopad
- 2021年9月30日
- 読了時間: 2分
みなさん、カレル・チャペックという人を知っていますか?
1890~1938年、チェコスロヴァキア共和国で第一次・第2次世界大戦の時代を生きた作家です。
SF戯曲で「ロボット」という名前を初めてつくった人でもあります。
優しいまなざしを持って動物や植物、そしてふつうの人々を描きながら、生涯をかけて言論弾圧やファシズムに抵抗し続けました。
そんなカレルの言葉を、選挙が近い今、みなさんに紹介したいと思います。

何人たりとも政治から逃れることはできません。
政治は、あなたの生活の大きな部分を決定します。
あなたの賃金を決定します。
あなたが自分の住居にいくら払えるかも決定します。
あなたに自由を与えたり、奪ったりします。
あなたの食費をもっと高くしたりもっと安くしたりします。
あなたの子供たちの教育を決定します。
あなたが払う税金の基準を決めます。
悪い政治は、公正さを侵害します。
あなたから良心の自由を奪います。
悪を助け、善を挫きます。
あなたのポケットの中まで探りまくり、あなたのお金を無駄に使います。
あなたの存在を不安定にします。
あなたを戦争に駆り立て、死に追いやります。
政治のことは気にかけるなという男は、川に流されながら川のことは気にかけるなという男のようなものです。
あなたの手中に委ねられた選挙の一票の価値を意識してください!
民主主義においては、その一票で自分の運命の一部を、良いものにも悪いものにもできるのです。
その一票で何をするのか、よく考えてください!
『カレル・チャペック 小さな国の大きな作家』(平凡社新書 飯島周)より

昔も今も、私たちが大事にしたいことって変わらないんですね。
自分の1票でどうしたいか、何したいか考えて、忘れず選挙に行きましょ~(^^)/
せんきょいこメンバー ころも
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